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Channel: 渋谷ジュスティーヌ
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♪♪♪ ママ の 三つ の ヒストリー ♪♪♪

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○o。+..:*○o。+..:*○ 1 ステンドグラス ○o。+..:*○o。+..:*○


ジュスティーヌに来て 玄関を入ると 左右に 鏡を 長方形に切ったのが ずらーっと

貼ってあるのが お分かりかと思います

実は あれ 全部 ママが 切って貼ったんですよ


まだ ジュスティーヌになる前の事ですが その頃 ステンドグラスを 製作していました

ティファニー の ランプシェード が 特に好きで ああいうのを どうしても ほしくって

それで 一生懸命 勉強して そして 工具を買ってきて それから アンティーク ガラス を買って来て

仕事を やりながらの その間に 寝る間も 惜しんで 夢中で 制作しました 

自分で制作するのと 平行して ハンズ に ステンドグラス の スクールが あったので 

そこに 入学して 週2回くらいでしたが 通学して それは それは 大変 勉強しました


そんな時に どこかで何気なく 写真か 何かで 見た部屋で 

壁一面に 鏡を 長方形に切って 貼ってあるのを見て

素晴らしかったので 是非 自分でも ああいうのを 作ってみたくって

ならば 玄関に 鏡を 貼ってみようかな と 気軽に 思い立って やることに しました

が これが 意外と 面倒で 大変で もう 途中で 嫌になってしまいましたが やめる訳にも いかず

頑張って 頑張って 何とか 最後まで やり遂げました  

もう 大変でした


来る日も 来る日も ガラスを カットしては 貼り付け カットしては 貼り付け と 延々と続いて

もう うんざりしてしまいました


ランプシェード パネル 等 随分 作りました 

が ステンドグラスの 製作も この玄関を 最後に 終わりに してしまいました

本当 大変だった~~

      大変だった cat ニャー cat cat cat ニャー

この頃 作った シェード は 人に あげたりしたので 現在は 何一つ 残っていません

唯一の 名残が 玄関の 鏡だけに なってしまいました


この次は 又 違う お話をいたします

それが ある物を 制作したのですが 実に 数奇な 運命をたどることに なってしまいました

       それって どんな話なのか cat ニャー cat cat cat ニャー

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○o。+..:*○o。+..:*○ 2 Picture ○o。+..:*○o。+..:*○

絵 は かなり前から 好きでした

その頃は いろんな物に 興味を持っていて 油絵 リトグラフ ブロンズ像 

ガラスのアンティック 等 いろいろ 随分と買ったりもしました

そんな折 自分でも 油絵を描いてみようかな と 思い立ち 早速 道具を全て 用意し

準備だけは すっかり 整えました が

直には 描けないので 本など買って来て 勉強に 勉強を 重ねて頑張りました

デッサンなどは 仕事中に 随分と 練習を しました

渋谷駅の 傍に 絵画スクールが あったので そこに 入学して 一生懸命 勉強もしました

その頃 日本舞踊を やっていて その時の 写真がいっぱいあったので その中から いいのを見つけて

それを 描いて見ようかなと 思い 描くことに しました

仕事を 終わってそれから 描くので 一つ仕上げるのに 随分と 時間がかかりました

それでも やっと 何とか 完成させる事が 出来ました

我ながら まあまあ 上手く 出来たなと 自画自賛したり していました

それに 折角 こんなに上手く書けたのだから 誰かに 見て欲しいなと 思い

その頃 よく飲みに 行っていた 新宿のスナックでしたが 飾ってもらうことにしました

が 何となく 意見が 合わなくなったので 次に 良く行くようになった スナックに  

絵を 移して しまいました

フレームをよく見ると グッサリと 傷をつけられていました 喧嘩なども 時々したので それでかな

又 しばらくして 別の店ですが 良く行くようになった スナックがあったので その絵を 飾ってもうことにしました

それから 何年かして また 違うお店ですが そちらに 飾って頂くことになりました

そしたら 今度は 二番目に 飾ってもらったスナックの マスターが 横浜の実家の方で 趣味の手芸店を

やっていて 絵を そちらに 持って行ったといいました

新宿辺りで あっちこっち 回るのは 構わなかったけれど 横浜は チョット と 思い

絵を 持って来るように言ったのですが 中々 話が進まなくって 

何となく うやむやになって しまって 絵は 何処にあるか 分からなくなってしまいました


それから 何年か 時は過ぎ去って行きました 

一番最初に 絵を飾ってもらった マスターが(50代) 自殺してしまいました

それから 二番目に飾ってもらった マスターが(40くらい) 人づてにですが お亡くなりになったと

聞きました 

三番目に 飾って頂いたマスターは(50代) 今は行方は 分かりません


こう言う訳で ママの絵が 今何処に あるのかは 全然 分からなくなってしまいました

出来るものなら もう一度 ママの手元に 戻って欲しいのですが それも もう かなわぬ夢と なりそうです

ほんとに あの絵は 何処に行ってしまったのかしら

絵は

ママが 振り袖を着て 藤娘のポーズをして 足元には 雉色の猫が ちょこんと 座っています

背景は 暗い闇夜で 月が あったかsign02どうか これは ちょっと 忘れてしまいました

衣装は 自前の衣装だったので 藤娘の衣装では 有りません


生涯で たった一度に たった一つ 描いた絵が こんな運命をたどるなんて ・ ・ ・ ・ ・ ・


    ママは この後 二度と絵筆を持つ事は しませんでした

   苦労して そろえた 道具も 全て 処分してしまいました
 

次のお話は あれか cat ニャー 

   どんな話か 気になる cat ニャー cat cat cat ニャー

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松の木が 倒れているのは 台風の 爪痕だそうです    IN バヌアツ

   



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